かけ流し☆私の英語学習のうち、「かけ流し」についてお話したいと思います☆<2003年12月5日の日記より> <はじめに> 「かけ流し」というと、きっと小さなお子さんをお持ちで、お子さんのために 英語の環境作りをされている方は、毎日やってられることだと思います。 英語のCDなどを少し小さめの音量でかけ流しておくことを言います。 集中して意識的に聞くことではなく、何か別のことをしている時に英語をかけ流す ので、無意識のうちに耳に英語が入っている状態に置かれるわけです。 この「かけ流し」を小さな子供にしかるべき方法で続けていくと、脳内に英語を つかさどる核の部分ができていくと言われています。 大人の場合は、脳にどんな変化がおきるかはわかりませんが、大人の場合 にも、少なくても私の場合には、この「かけ流し」はかなりの効果があると 感じています。 以前、これも10年以上前になりますが、毎日通勤時に運転中、カセット などをかけておいたことが始まりです。 当然運転に集中しているので、赤信号で止まる時以外は、全く英語には注意が 向きません。ただ車内に英語の音声が流れているだけなのです。 耳に入っているかどうかも意識しない程度でした。 それでも一か月ごとに、CNN、English Journalなどのカセットを1本決 め、同じものを毎日かけていましたところ、 一年後には、どの二ヶ国語のニュースを聞いても、ドラマを見てもすんなり 理解できるようになり、家族に音声を切り替えるように言われるまで、英語 だということも気づかずに、テレビを見ていたことも多々ありました。 <かけ流しの方法・留意点> 私のかけ流しの具体的方法と、その際に留意した点は次の通りです。 1 教材は、自分の力より少しだけ上のもので、テキストがあり、英文が確 認できるものを選ぶようにしました。 2 かけ流しをしている時でなく、別な時に、テキストに目を通し、 わからない表現などは必要に応じて確認します。 (必要なら、部分的に精聴してみてもいいと思いますが、 私は実際にはしませんでした。) ※ 全部の英文を先に見ることはせず、耳から英語を入れるように努めました。 テキストもあくまでも部分的なチ単語や表現のチェックに止めます。 その教材を音読や読解に使うのは、1ヶ月終了後か終了直前までは あえてしなかったというのが、私のやり方です。 3 CD(カセット)は、一か月間聞き続け、その後理解度が不十分であって も、聞き取れない部分があっても、一ヶ月後には交換しました。 4 音声には集中しないようにしました。 (つい集中してしまうので、何か別のことと平行してやるようにしました。 運転時は運転に集中するので最適です。 でも、うっかり聞き入ってしまう人は、事故を起こすといけないので、 運転中はやめたほうがいいですね。 食事時や、食事の準備中などもかけ流しの時間に当てたりすることも あります。) 5 このかけ流しの時間は、意識的な机上の勉強の時間とは全く切り離しました。 ※ 意識的な学習はこれとは別に行いました。 かけ流しは勉強という認識ではありません。 <かけ流しの効果~私の場合~> 1 listening力が向上します。英語の耳つくり。 →今まで聞き取れなかった英文や、意味のわからない初めての単語まで クリアに聞こえるようになりました。 2 文字でなく、音から英語に触れるので、発音が自然になります。 →カタカナ英語の発音に陥る心配もありません。 3 英語の意味を考えなくても、聴いたままにそのまま理解できるようになりました。 →大げさな表現かもしれないですが、私の中で英語の回路が出来上がった ように感じています。 4 耳から聴いた英語をそのまま自分のものにすることができます。 →耳からのinputで、英語の表現も覚えられ、そのまま会話に 使うことができる。 <かけ流しだけでは英語力はUPしない> 最後に、大人の場合、何もわからない英文をいくらかけ流しても、それだけでは、 いつの間にか英語がわかるようになるというようなことは決してないと思います。 かけ流しを成功につなげるためには、上にも書きましたが、 1、教材の選び方(レベルは自分の力より少しだけ上のもので! 英文テキストで聞いた英文を確認できる教材を使おう) 2、英文テキストで、耳にする英文の内容を必ず(必要に応じて)確認すること 3、かけ流しの他にも意識的な学習をすること 4、かけ流し教材で、音読やshadowingも行うようにすると、より効果的 ということを忘れないでいきましょう。 |